[]

c0199401_91826.jpg

10月17日、仙台は朝 雨でした。
今朝撮った写真を見てみたら、自作のラックがやけに曲がっていた。ゆがんでいた。こうゆうの気になる人は ホントごめんなさい。
午前5時くらいには事務所に向かうので、一日に天候が3回くらいは変わる。出勤時は雨、仕事中は曇り、帰宅時はとてつもなく大きな満月。そうゆう事がある。 自宅を仙台の貝ヶ森に移してから 中心地と気温差が2℃はあると感じている。多分これは、気のせいだけじゃなく 本当にそのくらい違う。今自宅の近所は 紅葉が綺麗だ。

自転車で通っている。行きは坂道下りなので、15分くらいで行ける。帰りは登りで25分くらいは掛かる。歩いたら、45分くらい。
仙台は坂道が多い。地元岩手と、それから秋田に住んだ経験がある。それと山形にも割と遊びに行くけど、坂道感は仙台がダントツだ。東北はデカいから、山とか海とか 住んでる場所によっては相当遠い。けど、宮城は近い。外遊びに行きやすい。そうゆう土地なんだ。

最近毎日着ているうちのジャケット。自転車に乗って傘をさしてはいけません。厳しく取り締まりが始まってから、本当にそうゆう人を見なくなった。

ウールのジャケットに限らず、少々の雨だったら傘を差さないようになった。家に帰るだけとか、事務所に行くだけだったらすぐ着替えられるし。怒られるのは嫌だしね。
今日も、雨具はなく、そのまま自転車で来た。

こうやって、雨にさらされたり、それで乾いたりして 何となく表情が変わる。ウールなら丸くなる。ステッチとかシームが埋もれてくし、裏地が釣ったりもする。
そうやって、買った時とは違ってくる。ワザとではないけど、自分の生活と共に 身に着けるものの表情が変わっていく。そうゆうのが自然だから、最初から、表情が決めつけられているものが嫌いだ。つまらないから

もちろん、皺になったり そうゆうのが嫌だから 雨の日を避けたり、きちんとクリーニングに出して保つのも、その人の付き合い方。
個性というほど大袈裟感のない話だけど、洋服の扱い方 接し方には その人の人柄が垣間見えたりする。そうでありたいという願望かもしれないし、もしくはその人の本質かもしれない。

そう考えていて、その事とリンクするようなしないような所の話ですが 当たり前のこととして洋服、或いは装いは、自分自身が見ている時間よりも 圧倒的に他人が見ている時間の方が多いという事を ブランドを始めてからずっと考えています。
自分が洋服を着た姿は、朝出かける時とか 洗面所とか 町の大きなガラスに映ったときとか そうゆう時にしか見ない。でも、他人はよく見ている。360度。その人の素の顔で 素の姿の場面を、よく見ている。しかも じっくりとじゃなく、何となく パッと見っている。
パッと見た印象なんだ。自意識過剰で、自分が思っているように他人も思っていると思っている そうゆう洋服の提案ばかりだけど、そうじゃない。僕も、「自己満足がいいよね!」って言えればいいのですが・・・。

よく聞かれる質問として「どうゆうところからデザインしているんですか?」なのですが、それってよくわかりません。ですが、絶対的に 自分が着ているというよりも、誰かが着ている姿をイメージしてデザインしています。
肩のライン、見頃のドレープも 鏡の前では 残念ながら見られないかもしれないけど、誰かが見たら何かイイって思える洋服を作りたい。ディティールに入れ込むのじゃなく(そうゆうのも必要だけれど)、パッと誰かの目線で見た時に なんかイイと思えるものを作りたいんだな と思うのですが、日々SNSで流れ込むのは写真だからね。基本君から見た君をお届けしてくれているわけだし。楽しいんだけれど、金は生むらしいけど洋服の楽しみ方は一つ減ったのかも。いや、そうじゃなくてきっかけというか入口が広がった! なら、それでイイ訳だけれど。

僕は、先週39歳になった訳ですが、いつの時代も【昔はよかった論】が盛り上がり続けるのは、【今】よりはいつだって自分の目で見たり触ったりしないと興奮できなかったから。やや、今よりはメンドクサイよね。そのほうがリアルと言いたい気持ちは いつの時代もある。
色々と、少なかったからという人もいるけど、数は変わらないかも。「そうでもないもの」も表に出やすくなっただけでね。
【便利】。そうゆうのはいくらでも簡単にすり替えられて、止まらず終わりがないんだろうなと思います。
ヴァーチャルリアリティーで子供に読み聞かせとかね。へんなゴーグルとヘッドフォンでね。まるで【グリとグラ】とかせなけいこさんの絵本の中に入り込んだような!あなたが子供のころに思い描いたような世界をあなたの子供たちに!みたいな切り口で なにか小さな世界に閉じ込めて価値観を入れ込むんだよ。でも、親が真面(まとも)だったら まずまともな子供のなるんだけどね。

それでいいというより、それが多数なんだったら、僕はそうゆうの自分の目で見て洋服作るだけだよ。
電車とか、飯食う待ち時間とか 小さい電話みたいなやつ観てる人を見て 洋服をデザインしている。

いや、それはないな。
[PR]
# by tatamize66 | 2016-10-17 09:42 | Comments(0)
c0199401_975948.jpg
c0199401_981392.jpg

tehu tehuさんのハンティングジャケット。1stモデルです。私物です。
ご存知の方も多いかと思いますが、tehutehuは蝶屋さんで 蝶々の標本を作っているブランドです。
当然、採集も自身で行ってまして、その採集の際に着るウエアとして ハンティングジャケットを作っています。
動物を捕まえる時の洋服は、数多くありますが 蝶々採集のための洋服は今までになかった。なので、この世の中で 初めて蝶々採集用のウエアを作ったブランドとも言えます。

このジャケットは、まったくの道具だと思います。
ジャケットに目的があって、実際使われている。見せるためのディティールじゃなくて使うためのディティール。
ストーリーが後付けじゃない所に非常に価値がある。
フィールドで使っている。これを着て 蝶を追いかけている。標本を作っている。蝶が大好きなんだな。
こんなにも正統派なハンティングジャケットを 今の世の中で 道具として作っているのは素晴らしい事だと思う。
tehutehuのハンティングジャケットはそれでいて佇まいが素晴らしい。ファッションに負けない存在感があるのに、共存できる万能なジャケット、このジャケットは、まさにオリジナルだ!



c0199401_984426.jpg
c0199401_985434.jpg

こちらもお馴染みのHINSON。

ハンティングジャケットは 簡単に言うとアパレルのブランドとして「ネタ」が多い。 「どうだ、凄く手間がかかっているだろ!」って言えそうなネタが 過去のアーカイブには満載だ。
ただ、昔にハンティングウエアを作っていたメーカーは、やたらとポケットをたくさんつけただけじゃなく、機能的ということと合理的ということの対極にある問題のバランスを常に意識しながら 自社のハンティングウエアを作っていたはず。
作り手目線でそれらの道具を見た時、その事がよくわかる。ハンティングウエアを作るには まず機能を盛り込んで かつ合理的に縫製していけるパターンと 縫製手順をよく理解することが必要で その上に必然的であり偶然的なデザインが乗っかっているからこそ 完成するものだと思う。 

そのままサンプリングしたり、切ったり張ったりするだけじゃ 古い物には敵わない。もっと深い物なんだ。

c0199401_991679.jpg
c0199401_99285.jpg
c0199401_993833.jpg

手前みそですが、TATAMIZEのハンティングジャケット。

過去には、相当手数の多いハンティングジャケットを作っていましたが、今僕が作ったのはこの一枚。
何かの引用なディティールではなく そもそもディティールというよりもバランスや シルエットに執着して作りました。
袖や見頃は ややたっぷり目。だけれど袖口・裾への萎み具合が ググッと丸く ワザとらしくなく引いている。
フラップの ボタンホールの位置。襟のライン。ステッチを入れず 袖側に倒された袖付け。
細かく細かく、表情をつけている。
c0199401_113876.jpg

ポケットに手を入れた時の 胸ポケットのフラップの跳ね具合。襟から肩のライン。袖山のギャザーの様によった皺。偶然的な物を ワザとらしくなくデザインとしてパターンに入れ込む。
こうゆうのは伝わらない。ディティールが凝っていないと、緩い球を投げたと思われるけど、全然違う。

最近のテーマとして、着る人よりも その人を見た人が「何かいいな」と魅力を感じる一枚を作りたい。だから、本人には鏡で見える自分しか見えないんだけど、周りの人には何か伝わる。
まぁ そうゆうのって 着る側にはとても伝わりにくいってことなんだけど。だから、着てる人を見たら 着たくなる一枚だと思います。
[PR]
# by tatamize66 | 2016-10-15 10:37 | Comments(0)
c0199401_11272978.jpg
c0199401_11274294.jpg
c0199401_11275369.jpg

ネックがスクエアになっている。ここが良いんですよ。
シャツの収まりが良くて スッと決まるし、見た目もちょっとユニークだし。でも、やりすぎてワザとらしくもないし
こうゆうデザインは、誰かに先こされると物凄く悔しいので、自分とこでやれて本当に嬉しい。
地味に毎年やってるんだけど、必ず毎年着てて 毎年好きです。

日本製って、大抵のものが良すぎる。完璧に上手い物 旨い物 美味い物 が多い。
食べ物・飲み物・音楽もそう 洋服もそうだ。隙が無い。確かに良いもので、確かにウマい。みんな目や耳や舌が肥えてて 一番が混戦している。

でも、だからこそ 何か他をスッと引き立てるような そんな存在の物が必要だと思う。ないと困る。
一番と一番を組み合わせると くどい。なんか不味い。 豪華だけど、意外とそこには深みがない。

c0199401_1128469.jpg
c0199401_11281627.jpg
c0199401_11282726.jpg


これはこれとして、色々と話は尽きない1枚ですが、まず他のなにかと組み合わせて生きるのがこのベスト。
塩麹とか 醤のような存在。 一度口にしたら、何にでも合っちゃって 手放せないんだよ。
[PR]
# by tatamize66 | 2016-10-14 11:48 | Comments(0)
c0199401_1312896.jpg

c0199401_1321665.jpg

これはとてもシンプルな うちらしいジャケットです。

楽しむ⇒好きになる⇒知る・詳しくなる。
こうゆう流れで愛用品が増えていく事が理想ですが、まず【知る】から入る これが大体です。

展示会だって「これは~っていうジャケットなんですけど、元のデザインは~で素材は・・・」って説明から入る。知ってもらうことから入る。聞き方によっては、説得しているようにも思える。これが、いかに語れるジャケットで説得力があるか、頑張って説明して理解してもらおうとする。 高いからね。売れる・売れない考えたら 怖いから。

「ね、これいいでしょ。僕も好きなんですけど、この感じイイですよね」って 楽しい話の入口はあまりない。特に、メンズ服の場合、まず筋の通った説明書が必要なんだ。 

国とか、年代とか、筋の通ったディティールとかカテゴリーとか 突っ込んだプレミアムな素材とか旧式の機械とか
そうゆうのがまず必要。それが、みんなの良品なんでしょ。

c0199401_7111718.jpg

新作のスタンドカラージャケットです。
すごくこうゆうものが着たくて作りました。先週のentwineでも ずっと着ていた。
僕が思い描いた部分と、思いがけず出た部分と入り混じってて、じっくりじわじわと好きになっています。

「ファッションは感性なんだ!ルールがないんだよ」 みたいな頭の悪そうなノリでもなく
ガチガチに硬く作りこんだ 意味のありすぎる重たい一枚でも無い。
自然に自然に、ゆったりと丁寧に丁寧な生活・・・な不自然さもいらない。
でも勿論、そうゆうの好きな人達に着てもらっても 嬉しい。

説明しようとすれば 大分色々あるんだけど、まず「何だか惹かれるな」って思っていただけたら、是非着てみてほしいです。 これはとてもシンプルな うちらしいジャケットです。


c0199401_1324910.jpg

c0199401_1331161.jpg

c0199401_7115327.jpg

c0199401_714212.jpg

[PR]
# by tatamize66 | 2016-10-13 07:14 | Comments(0)
c0199401_1658055.jpg
c0199401_16583076.jpg
c0199401_16591294.jpg
c0199401_16593774.jpg
c0199401_1701215.jpg
c0199401_1702852.jpg
c0199401_1704711.jpg
c0199401_171172.jpg
c0199401_172319.jpg
c0199401_1722734.jpg
c0199401_1724365.jpg

c0199401_1745261.jpg

c0199401_17526100.jpg

c0199401_173493.jpg


entwine終了いたしました。
今回は4日間。準備も入れたら5日間。
ご来場いただきました沢山の皆さま。心より感謝いたします。ありがとうございました。
出展者の皆さま、お疲れ様でした。あの会場の空気感は、素晴らしい皆様とでないと作り出せません。
生まれたからには、物や物事を作って 誰かに喜んでもらう事が出来る人間になってほしいと思って、僕は息子を育てています。例えばサラリーマンだったとしても。
自分で手を動かそうが 動かさまいが、その人が考えた その人にしか作れないものを形にできたり、何かを集めて提案する力がある人達は、必ずとても変わっていて(笑)そして、とても魅力的な人たちです。

物の魅力を伝えることは、とても難しい。売り物だし、買い物だし 僕らこれ商売だしね。
でも、単純にそれだけで済まされない どうしたって高揚してしまう時間と場所と物 そして人が必要なんだなと、思いました。

次回は3回目。お楽しみに!の前に 楽しみです。
[PR]
# by tatamize66 | 2016-10-12 17:28 | Comments(0)
c0199401_16205149.jpg


2016のentwine。いよいよ来週に迫りました。 早いもので。ホント、早いものであれから一年。今年で2回目。

□合同展示会entwine(エントワイン)

:期間 2016 10/5・6日(バイヤー様向け展示会) 7・8日(一般のお客様向けマーケット)

:時間 10/5・6・7日 11:00-18:00 8日 11:00-17:00

:会場 旧石井県令邸

今年も盛岡で開催いたします。 詳しくはこちらをご覧ください。

1回目は一つの点(ten)で、2回目で点が2個になるとはじめて一本線(sen)がひける。

3つ目からは面(men)になって 回を重ねるごとに多角形に広がって 最終的に角のない円(en)になれば良いな と思うのですが

まだ面になる前の2個目の点と線。

今年も沢山のバイヤー様、お客様のご来場を 心よりお待ちいたしております。


*TATAMIZEでは昨年ご好評でした布を、今回も沢山取り揃えてマーケットに出品いたしますよ!
[PR]
# by tatamize66 | 2016-09-26 16:40 | Comments(0)
c0199401_6404936.jpg
c0199401_641580.jpg


大阪のwalls&bridgesさん。長いお付き合いとなっておりまして、本当に有り難いです。

今回の別注品は、風呂敷等の手染めの手法を用いた綿麻のキャンバス地。墨汁で染めたような黒。墨黒。

わざとらしくない手触りと風合いの、身に着ける前に眺めたくなるような、そうゆう素材です。

ワークキャップ・マウンテンハット・マウンテンハットⅡ・ボウルキャップの4型ございます。

コーディネイトを黒でキリッと。
[PR]
# by tatamize66 | 2016-09-19 06:53 | Comments(0)
c0199401_17451592.jpg
c0199401_17453738.jpg
c0199401_1746066.jpg
c0199401_17461796.jpg
c0199401_17465340.jpg
c0199401_17471279.jpg
c0199401_1747379.jpg
c0199401_17475741.jpg
c0199401_1748196.jpg
c0199401_17483451.jpg
c0199401_1749896.jpg
c0199401_17493489.jpg
c0199401_1750036.jpg
c0199401_1750575.jpg
c0199401_17512518.jpg
c0199401_17514369.jpg
c0199401_1752157.jpg
c0199401_17521671.jpg
c0199401_17523511.jpg
c0199401_1752577.jpg
c0199401_17532290.jpg
c0199401_17533991.jpg
c0199401_17541414.jpg

c0199401_17565675.jpg

c0199401_17571995.jpg
c0199401_17574587.jpg
c0199401_17581091.jpg

c0199401_17585917.jpg

[PR]
# by tatamize66 | 2016-08-30 17:59 | Comments(0)
←menuへ