DUFFLE COAT
このダッフルを初めて作ったのは、2011の秋冬。それから6年間作ってこれました。よかった。
「ダッフル良いですよね!」とか「いつか欲しいです!」とか言われると、本当に有り難いです。作ってよかった。嬉しい!
来年も作りたいけど、こればっかりはどうなるかな。同じものを、同じように作り続けるのは 簡単そうだけど、けっこう難しいんです。
「温かい!」くらい思えるアウターは ホント極寒仕様の業務用アウターみたいなやつだけなんですよ。こちら北の寒冷地じゃ。
「寒くない」って思えるのが合格ライン。そのラインをクリアできるメルトンのコートとして、毎年作ってます。
細かいディティールは お店で見てください。お店の人に聞いてください。サイズも吟味してください。女性にもおススメですよ。重いけどね。
2013年の流れで作ってたとしたらね、もう少しゆったりで『そぎ落とした』とか言って シンプルなデザインで 色も黒とかネイビーだけで、着丈が長いコート。都会っぽくして、カッコいい感じだったかもしれませんね。そうゆうのもいいけどね
やっぱ僕らにはさ、冬越せないとコートだろうけど それはアウターじゃないんだよね。
ロープは麻。ダッフルのロープは麻。業務用っぽい麻。綿とか、革じゃない。端っこのフサフサが気になったら、よく切れるハサミでカットすればいいんです。
1年くらい経ったら、ロープはもう少し薄く トグルはもう少し濃くなって 歩み寄るように色が合ってくる。
メルトンも表面の起毛が擦れて織りが浮き上がってくる。
毎年必要な季節が来て、クローゼットから出して袖を通すと、熟成されたようなその表情に気が付くと思います。
by tatamize66
| 2016-11-14 10:17